野球の攻撃では、打つだけでなく、時にランナーを進塁させたり、自ら出塁するために必要なのがバントです。
バントが決まるかどうかで、試合の流れが変わることもあり、重要な局面では絶対に決めたいものです。
バントは簡単にできると思われがちですが、やってみると簡単にできないのがバントでもあります。
特に、終盤に1点を獲りに行くための送りバントやスクイズなどは、相手バッテリーも簡単にはさせてくれない上、バッターにもプレッシャーがかかるため、簡単に決めることはできません。
今回は、バントが苦手な方に対して、バントを成功させるために大切なポイントを解説します。
バントの時のバットの持ち方
バントの指導でよく言われるのが、バットの芯に手を添えろということです。
これは、相手ピッチャーのボールの勢いに負けないようにすることと、打球の勢いを殺すためという目的が考えられます。
しかし、デメリットもあり、バットに当てる範囲が狭くなってしまい、打球の勢いが殺しすぎてしまうと、キャッチャーに捕られてしまい、ランナーが封殺されてしまう可能性が高くなります。
また、指や手にボールが当たってしまい、ケガにつながる可能性もあります。
これらのデメリットを考えると、あまり芯に近すぎる部分ではなく、バットメーカーのマークあたりの部分を持つ方がオススメです。
バントを成功させるコツ
バントを成功させるポイントは、下の5つです。
- ストライクゾーンの一番高めに構えて目でバントする
- バットと顔の距離を変えず、膝で高さを調整する
- ボールに立ち遅れないようにする
- ボールの力を相殺する
- あまりライン上を狙いすぎない
ストライクゾーンの一番高めに構える
バントの構えは、ストライクゾーンの一番高めにバットが来るように構えましょう。
ストライクゾーンの一番高めに構えることで、構えたところより上のボールは捨てることができます。
また、バットをボールに当てに行くのではなく、目の近くにボールが来るようなイメージでボールを見るようにしましょう。
そうすることで、ボールとバット、目の高さが一致するため、ボールにバットを当てやすくなります。
バットと顔の距離を変えず、膝で高さを調整する
バントの時に、バットと顔の距離が変わったり、膝を使わずに手で合わせてしまうと、ボールとの距離感や高さが合わず、バントを失敗する原因になります。
また、手だけで合わせてしまうと、ヘッドが下がってしまうため、ファールやフライになる可能性が高くなります。
確実にバットとボールを合わせ、バントを決めるためには、バットと顔の距離を変えず、膝で高さを調節するようにしましょう。
ボールに立ち遅れないようにする
バントもバッティングと同じで、ピッチャーの投球に立ち遅れないようにしなければいけません。
バントの構えが遅れてしまうと、慌てて構えることになり、バットの高さを合わせたり、バットと目の距離感が合わなくなってしまいます。
その結果、バント失敗につながってしまうため、ピッチャーが投げる前に、余裕を持って構えるようにしましょう。
ボールの力を相殺する
バントの打球は、強すぎても弱すぎてもよくありません。
バントの打球が強すぎるとピッチャーや野手にすぐに捕られたり、逆に弱すぎるとキャッチャーゴロとなり、どちらにしてもランナーが封殺されてしまうからです。
バントを成功させるには、程よい力の打球を転がし、相手守備がボールを捕るまでにできるだけ時間をかける必要があります。
バントで程よい打球を転がすには、力を0に相殺する感覚でバットに当てるようにしましょう。
あまり力を入れて固くなりすぎたり、バットを引きすぎないように注意しましょう。
あまりライン上を狙いすぎない
バントをする時に、あまりライン上を狙いすぎないようにすることも、バントを成功させるポイントです。
良いバントを決めようと、ライン上を狙うと、ファールになってしまうため、1回で成功させることができません。
また、必ずしもファーストやサードに捕らせる必要はなく、ピッチャーに強すぎる打球でなければ、ピッチャーに捕らせても問題なくランナーを進めることができます。
バントは1回で成功させ、良いリズムで次のバッターにつなげるためにも、あまりライン上は狙わないようにしましょう。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=osvBHWD6Wh8
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