バッティングの体重移動を身につける3つの練習方法

野球の技術において、バッティングやピッチングで大切になるポイントが体重移動です。

体重移動の役割は、下半身の力を上半身に伝え、強いパワーを生み出すことです。

そのため、体重移動がうまくできていないと、バッティングで飛距離が出なかったり、ピッチングでも速いボールを投げることができません。

今回は、バッティングにおいて、体重移動を身につけるための練習方法を解説します。

打球スピード・飛距離がアップする3つのバッティング練習

2020.06.23

ワンレッグ

ワンレッグでは、大きく体重移動を使い、一本足でスイングします。

まずは、一本足打法のように、軸足にしっかり体重を乗せ、そこから踏み込み足に体重を乗せスイングします。

スイングした後は、踏み込み足一本で立つような姿勢になります。

よく軸足で踏ん張って回転してしまう選手がいますが、後ろに体重が残ってしまうと、前に体重移動ができないため、下半身の力をうまく使うことができません。

また、頭が前に突っ込んだり、体が先に回転して前を向いてしまわないように注意しましょう。

  1. 割れの姿勢を作る
  2. 回転できる余力を残しておく
  3. 大きくスイングする

ステップで一旦停止

次は、ステップで一旦動きを停止し、そこからまたスイングしていく練習方法です。

踏み込み足が着地した時に、一旦動きを止めますが、その時には、軸足の内側が地面に着くようなイメージをしましょう。

一度、止まった後、再度、下半身を使ってスイングします。

注意するべきポイントとして、踏み込み足が着地した時に、グリップが前に出てこないようにしましょう。

グリップが前に出てしまうと、割れの状態が作れず、体が早く開いてしまうことになります。

また、インパクトまでの距離を十分とることができないため、強い打球を打ち返すことができなくなります。

下半身の体重移動から、上半身の回転につなげていけるよう練習しましょう。

  1. 軸足の内側を地面につける
  2. 前足に支点を作る
  3. 前の肩を残して、上下分離を作る

ゴルフスイング

ゴルフスイングでは、骨盤で左右に体重移動を繰り返した後にスイングをします。

バットの動きは、骨盤の動きについていくような動きになりますが、手首を柔らかくして上下分離を作り、時間差ができるようにしましょう。

骨盤の動きとバットの動きが同じになっている場合は、上下分離ができておらず、捻転差がないため、体重移動をうまく使うことができていない状態です。

捻転差を作って、バットがしなる感覚を感じながら、一気に回転するスイングを身につけましょう。

  1. 体重移動でバットを揺らす
  2. 上半身と下半身の捻転差を作る
  3. スイングする時は一気に回転する

今回は、バッティングにおいて、体重移動を身につけるための練習方法を解説しました。

動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=QnoMTRy0PiI

JBS武蔵

Youtuber

《コーチ》下 広志・河合 亮
小・中学生向けに、野球スクールでバッティングを直接指導、動画でのフォーム解析・指導をオンラインで提供する。
YouTubeでは、バッティングの他、守備、ピッチングなどの理論から練習方法まで情報を配信中。