バッティングを上達させるには、様々な練習方法がありますが、動作分析のスペシャリストが教える「小学生22のバッティングドリル」で紹介されている動画から、小学生のバッティングを体系的に考えた上で役立つ練習方法を紹介します。
今回の記事は、小学生や低学年の子どもが、バッティングのミート率を上げる練習方法です。
特に、小学生や低学年へのバッティングの教え方に悩んでいる指導者の方は参考にしてみてください。
まず、野球を始めたばかりの子供は、遠くに飛ばしたいという意識が働き、力いっぱいのスイングをする一方、うまくバットでボールを捉えることができません。
しかし、逆にボールに当てようとすると、いわゆる手打ちになり、体を使ったスイングができなくなります。
そんな時には、今回ご紹介するバッティングのミート率を上げる練習方法を取り入れてみてください。
ステップを踏んで練習することで、野球を始めたばかりの子どもでも、バッティングの楽しさを覚え、技術を向上させていくことができるようになります。
初心者がバッティング上達するためのステップ
野球を始めたばかりの子どもは、動くボールに対して、うまくバットに当てることができません。
野球のバッティングでは、何度も練習して、ミートポイントやタイミング、ボールに力を伝える方法を覚える必要がありますが、すべてを同時に覚えるのは時間がかかります。
そんな時は、3つのステップに分け、順番に沿って練習>/span>しましょう。
バッティング上達のステップ
- ミートポイントを覚える
- 動くボールにタイミングを合わせる
- 体重移動を使って強い打球を打ち返す
まずはミートポイントを覚えることで、バッティングの上達を早めることができます。
ミートポイントを覚えるためには、スタンドティを使って、止まった状態のボールを打つことから始めます。
スタンドティで止まった状態のボールを打つことで、どこのポイントでボールを打てば、良い打球が飛ぶのかを覚えることができます。
スタンドティは、スポーツショップなどで数千円程度で販売されています。
後ろを小さくして体の回転で打つ
スタンドティの高さは子どものベルトの高さより少し低いところに合わせます。
また、立ち位置はポイントが前足の少し前にくるように合わせます。
そして、まずはボールにバットの芯を合わせ、そこから小さくバットを引いてスイングします。
バックスイングを小さくすることで、ミートポイントまでの距離が短くなり、ボールを捕らえやすくなります。
はじめは小さなバックスイングから、徐々にスイングの幅を広げていくことで、ミートするためのバットの軌道を覚えることができます。
また、この時に注意が必要なのは、頭を動かさずにスイングすることです。
スイングの幅を広げていくと、力を使ってボールを打とうとする意識が働き、頭の位置や体の軸がブレてしまいます。
体の軸や頭の位置がブレてしまうと、ミートするポイントが定まらないため注意が必要です。
詳しい練習方法や練習のポイント、注意点は動画をご覧ください。
動作分析のスペシャリストが教える「小学生22のバッティングドリル」では、他にもプロ野球選手などを研究した結果から、理論的なバッティングの練習方法を紹介しています。
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