バッティングで膝を柔らかく使う?膝の使い方の注意点

バッティングでは、構えた時に重心を低くするため、膝を軽く曲げることがあります。

また、スイングの中でも、変化球でタイミングがずれた時に、膝を曲げながらスイングすることがあります。

今回は、バッティングにおいて、膝を柔らかく使うにはどうしたらいいか?という質問に対して、膝の使い方と注意するべきポイントを解説します。

構える時に膝を柔らかく使わない

バッティング動作の中では、構える時もスイングする時も、基本的に膝を柔らかく使うということはありません。

まず、バッティングの構えの時に、膝を柔らかく使えと指導されることがありますが、余分な力を抜くこと以外に膝を曲げる動作はあまりおすすめできません。

構えた時に、棒立ちになるのを防ぐ意味では、膝を少し曲げる意識はあっても問題ありません。

しかし、重心を低くしたパワーポジションの構えでは、膝よりも股関節を曲げることを意識するようにしましょう。

では、膝は曲げてはいけないかと言うと、そうではなく、股関節を曲げた結果、膝は自然に曲がるようになります。

膝だけを曲げようとすると、股関節は伸びたままになり、重心を落とすことができません。

また、骨盤が前に向きやすくなり、体の開きにつながってしまいます。

そのため、構えた時の膝の角度の目安としては、膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。

 

体幹をうまく使うためのポイントは、体の中心に近いところから使うことです。

スイング時の対応力

次に、スイング時に後ろの膝を落として打つことがあります。

いわゆる”ボールを拾う”といった打ち方ですが、これはあくまで例外的な打ち方になります。

特に多いのが、低めの変化球を打ち返すために、前の振り幅を大きくしたい時です。

通常、軸足側の膝は曲がりますが、股関節は、くの字からスイングの時に伸びることで強い力を生み出します。

股関節を曲げることで、次の動作であるステップや割れを作るための予備動作になります。

また、ボールを拾う打ち方では、前の足の膝を折ってスイングすることがあります。

しかし、強いスイングをするためには、前の膝は地面反力を受け、伸びた状態になる必要があります。

 

肩を開かずに飛距離を伸ばす練習方法

膝が曲がってしまうと地面反力を十分に使えない打ち方になってしまうので注意しましょう。

動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=WkK1O6bd4vM

JBS武蔵

Youtuber

《コーチ》下 広志・河合 亮
小・中学生向けに、野球スクールでバッティングを直接指導、動画でのフォーム解析・指導をオンラインで提供する。
YouTubeでは、バッティングの他、守備、ピッチングなどの理論から練習方法まで情報を配信中。