内野手にとって、球際の打球は守備力の見せ所です。
球際の打球でアウトを取れるのか、それとも出塁を許してしまうのかで、ゲームの流れも大きく変わることがあります。
今回は、内野手の右側に飛んだ球際の打球に対して、どのように対応すればアウトが取りやすくなるのかを解説します。
右側の打球の踏ん張り方
右側に飛んだ打球を正面に入って捕球する際、うまく捕球できない場合に多く見られるのが、右側の膝が割れてしまい、体が流れてしまったり、踏ん張りきれずにうまく送球動作に入れないといった捕り方です。
原因は、右の股関節がうまく使えておらず、膝で踏ん張ってしまうからです。
また、体幹が弱いと上体が流れてしまうことがあります。
そのため、大切なのは股関節をしっかり締めて、捕った後は前にステップすることです。
股関節で踏ん張ることで、体が安定し、次の動作に素早く移ることができます。
逆シングルをうまく使う
球際の打球を無理に正面に入ろうとしてしまうと、例え踏ん張って捕球したとしても、投げるまでに時間がかかってしまい、結果的にセーフになってしまうことがあります。
そのような場合は、無理に正面に入るのではなく、逆シングルでの捕球を選択するのも一つの手です。
正面に入るか、逆シングルで捕るのかの判断は、個々の能力やその時の打球によって変わるため、一概にはどちらが良いかは断言できませんが、普段の練習から意識を持って取り組むことで、状況に合わせた捕り方が身につきます。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=Y_nmc7fkGqE