内野手の基本練習と言えば、ゴロの捕球ですね。
打球別に、内野手が処理する打球の比率を考えると、フライやライナーに比べて、一般的にはゴロの打球が多くなります。
つまり、内野手はゴロを確実にアウトできなければ務まりません。
今回は、武蔵JBSさんが提供している、ゴロのバウンドを簡単に合わせるための練習方法を取り入れた動画を紹介します。
ゴロを捕るためのもうひとつのポイント
ゴロを捕球するポイントは、捕りやすいバウンドで捕ることが大切になります。
小学生でもわかる図で、捕りやすいバウンドのポイントを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ゴロの捕りやすいバウンドは、次の2つです。
捕球しやすいバウンド
- ショートバウンド(上がり始め)
- 落ち際のバウンド
この2つのポイントで捕ることが基本的なゴロの捕り方となります。
そして、今回の動画では、バウンドのポイントだけではなく、バウンドの数にも注目してみてください。
実は、ゴロを捕るためのポイントは、バウンドの位置だけではなく、バウンドの数にも関係します。
これは、人間のリズム感によって、合わせやすいバウンドの数があるからです。
次の4つのパターンを、数字は実際に声に出して、ポンは手を叩いてリズムをとってみてください。
リズムのパターン
- A : 1・ポン・1・ポン・1・ポン・1・ポン
- B : 1・2・ポン・1・2・ポン・1・2・ポン・1・2・ポン
- C : 1・2・3・ポン・ 1・2・3・ポン・1・2・3・ポン
- D : 1・2・3・4・ポン・1・2・3・4・ポン・1・2・3・4・ポン
何か違和感を感じるリズムのパターンはありませんでしたか?
おそらく、Dのパターンのリズムに違和感を感じた人がいらっしゃったと思います。
Dのパターンは、人が認識しづらいリズム感であるため、違和感を感じるのです。
バウンドも同じで、ゴロを捕ってから投げるまでのリズムを考えると、4バウンド以上で捕ることはおすすめしません。
3バウンド以内で捕ることで、捕球から送球までスムーズな動きができるようになります。
あまりイメージができない方は、試しに4バウンドでゴロを捕球してみてください。
何かリズムに悪く、捕球から送球までスムーズに運べない感覚になる人が多いかと思います。
さて、今回の動画で取り入れている練習メニューは、バウンドの数を3つまでのケースに分けて練習しています。
まずは、基本となる3バウンド以内の練習を取り入れてみましょう。
練習メニュー
- 3バウンド ⇒ ショートバンド or 落ち際のバウンド
- 2バウンド ⇒ ショートバンド or 落ち際のバウンド
- 1バウンド ⇒ ショートバンド or 落ち際のバウンド
1バウンドの練習では、タイミングが合わせづらいため、投げる側がゆるく投げるなどの工夫が必要です。
また、捕りやすいバウンドに慣れてきたら、バウンドの高さやスピードを変えたり、捕りづらいハーフバウンドでの練習も取り入れてみましょう。
詳しくは、下記の動画で解説していますので、ご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=Hud7QQecCAk