外野手の守備は、内野手に比べて守備機会が少ない傾向にありますが、1つのエラーが長打と同じダメージになってしまうことがあります。
特に、前に飛んできたゴロを後ろに逸らしてしまうと、ホームランになってしまうこともあるため、ゴロは最悪でも後ろに逸らさないことが大切です。
今回は、外野のゴロ捕球をよりうまく捕るための、打球に対する入り方やハンドリングなどのポイントを紹介します。
ゴロ捕球の歩幅の合わせ方
外野でゴロが飛んできた際、右投げの場合は、右足を前にして捕るようにしましょう。
右足を前にして捕ることで、3つのメリットがあります。
- ハンドリングに余裕ができる
- 目線が低くなりゴロに対応しやすい
- 送球がスムーズになる
1つめのメリットは、ハンドリングに余裕ができることです。
捕球の際に左足が前に出てしまうと、左足が邪魔になるため、グラブの動く範囲が狭くなってしまいます。
右足を前にすることで、捕球できる範囲に余裕が生まれ、様々なバウンドに対応することができます。
2つめのメリットは、目線が低くなり、ゴロに対応しやすいことです。
右足を前にすることで、左肩を下げやすくなるため、目線が低くなり、ボールの高さに目線を合わせることができます。
目線が高いまま捕球に入ると、ボールから先に目を切ってしまいやすく、エラーに繋がりますので注意しましょう。
3つめのメリットは、送球がスムーズになることです。
捕球の時に、ハンドリングに余裕ができる上、低い姿勢で入っているため、ボールの握り替えやステップにも余裕が生まれます。
捕球時のグローブの出し方
グラブは、早めにボールのラインに入れ、後ろから前に出してバウンドを合わせましょう。
前から後ろに引くようにグラブを入れてしまうと、グラブが上から出てしまい、トンネルの原因にもなりますので注意しましょう。
後ろから前に入れることで、イレギュラーバウンドにも対応しやすく、捕球後のボールの持ち替えがスムーズになります。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=AGSY9HakORU