ピッチャーの踏み出し足の着地!かかと or つま先のどっちが先?

ピッチャーが踏み出し足を着地させる時、かかとから着地するタイプと、つま先から着地するタイプ、あるいは同時にフラットに着地するタイプの3つに分かれます。

それぞれのタイプは、プロのピッチャーでも分かれており、どのタイプが一番良いというものではありません。

しかし、普段、それほど意識をしていない方でも、どのように着地するかを変えることで、スピードがアップするなど、より良いピッチングへとつながる可能性があります。

この記事では、つま先から着地することによる理論とメリットを解説しています。

この記事を参考に自分がどのタイプなのか?

また、どのタイプが適正かを確認してみましょう。

踏み出し足の役割に関する記事は、下記も参考にしてください。

ピッチャーの球速・キレをアップする踏み出し足の使い方

2019.06.03

かかとから着地するタイプ

かかとから着地するタイプの場合、かかとからつま先へと体重移動が行われるため、膝が前に折れてしまう可能性があります。

膝が前に折れてしまうと、踏み出し足がブレーキの役割を十分に果たせず、上半身への力の伝達にロスが発生してしまいます。

これは、前脛骨筋の収縮が原因で、発生しやすい状況になるためです。

実際に、かかとから着地してみると、膝が折れやすいのが、お分かりいただけるかと思います。

つま先から着地するタイプ

次に、つま先から着地するタイプの場合、かかとが後に着地した際に、ふくらはぎと太ももの後ろの筋肉に作用が働くことで、踏み出し足がブレーキ役を果たし、床反力(地面からもらう力)を得ることができます。

この、床反力を得ることで、上半身、腕の振りの強さを増すことが可能になります。

それぞれのパターンは、冒頭でお伝えした通り、どちらの方が良いという訳ではなく、かかとから着地するタイプでも、うまく上半身に力を伝えることができる選手もいます。

踏み出し足の使い方を試してみて、自分により合った方を採用するようにしてみてください。

詳しくは、わかりやすく解説された動画をご確認ください。

【提供元:もり鍼灸整骨院