夏の甲子園で、新記録となる6本のホームランを打った中村奨成選手が使っていたことでも有名な『カウンタースイング』。
飛距離を伸ばすために使っている選手も多い野球ギアですが、正しい使い方をマスターしてこそ、最大限の効果を発揮することができます。
今回は、カウンタースイングの使い方を、大阪桐蔭の元主将であるミノルマンが解説します。
カウンタースイングの仕組み
カウンタースイングには、スイングすることで動くコマが2つ付いているのが特徴です。
カウンタースイングで素振りをする時、理想とするスイングができていれば、2つのコマは同時に動き、バットのヘッドが出てくる前に1回だけ衝突音が鳴ります。
この2つのコマが別々に動き、衝突音がインパクトの辺りで2回なってしまう場合は、理想とするスイングではないので注意してください。
つまり、音がインパクト場所や2回なっている場合は、間違ったスイングになっているということです。
大切なことなので、繰り返しますが、スイング中にカチッと音がするのは1回のみ、それもバットのヘッドが出てくる前に鳴ります。
カウンタースイングは体のねじれを生むギア
カウンタースイングは、スイングの中で体のねじれを生むための野球ギアです。
体のねじれとは、下半身が先行して動き始め、次に腰の回転、上半身、最後にバットが出てくるように、体に捻転差ができることを指します。
この捻転差ができることによって、インパクトでヘッドが走り、飛距離アップにつながります。
体のねじれがない場合、ヘッドが先に出てくるため、インパクトの辺りで音が鳴り、インパクトの後にヘッドが走ることになります。
カウンタースイングを使ってスイングする時は、体のねじれを意識して練習しましょう。
カウンタースイングの使い方
カウンタースイングは、使ってみるとわかりますが、後ろで音を1回だけ鳴らすコツをつかむまでが難しいところです。
うまくできない人は、ミノルマンが解説するように2つに分けた練習を実践してみましょう。
まずは、カウンタースイングをキャッチャーの方に向けて水平にします。
次に、2つのコマは残したままグリップの方だけを抜いてスイングしていきます。
こうすることで、カウンタースイングの本体の方だけが動き、コマは後ろでぶつかることで1回だけ音がなるようになります。
この時に、注意しなければならないのは、カウンタースイングをキャッチャーの方に突き刺してコマを動かさないようにすることです。
この動きを覚えてから通常のスイングすることで、カウンタースイングの正しい使い方を覚えることができます。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=onPI4eyKLX8