プロ野球選手を見ても、様々な打ち方があるように、バッティングには、いろいろな理論やそれぞれの打ち方があります。
そんな中、大阪桐蔭の元主将であるミノルマンが推奨するのが『ミノルマンスイング』です。
ミノルマンスイングは、これまで、枚方ボーイズ、大阪桐蔭、亜細亜大学、JR東海と、まさにトップレベルで野球をしてきた中、飛距離、ミート率を上げるために、ミノルマン自身が実践してきたスイングになります。
今回は、飛距離アップ、ミート率アップさせるためのミノルマンスイングの理論と練習方法を解説します。
ミノルマンスイングとは?
ミノルマンスイングは、バットの構造を最大限に利用したスイングです。
バットの構造は、知っての通りグリップ部分が軽く、ヘッドの部分が重く作られています。
ミノルマンスイングでは、このバットのヘッドの重さを利用して、バットを操作しようとするのではなく、イメージとしては、自然とバットが出てくるスイングになります。
ミノルマンスイングのポイントは下記の通りです。
- トップからバットのヘッドを下に落とす
- ヘッドの重さを利用する
- バットは肩と肘の間から出す
- 下半身は足で地面を強く踏んで回転する
- 手首を返さずに脇を閉じる
主に5つのポイントがありますが、これらのポイントを意識して練習してみましょう。
ミノルマンスイングの練習方法
ボトムハンドの使い方
はじめに、ボトムハンド(右打者は左手)の練習方法です。
まず、ボトムハンドでバットを持ち、前で2回バットを回します。
そして、バットを後ろに大きく引いてトップを作り、ヘッドを背中側に倒すように落としてきます。
この時、力を入れずに脱力していると、重力でバットは背中側を通りヘッドが前に落ちてきます。
さらに、重力で下まで落ちたバットのヘッドは、次は落ちた反動で上がってくるようになります。
そして、次に脇を閉じることによって、バットが加速してスイングの軌道を描きます。
脇を閉じる時は、意図的に手首を返さないようにしましょう。
手首を返さずに脇を閉じることで、バットのヘッドをさらに加速させてスイングすることができます。
トップハンドの使い方
次に、トップハンド(右打者は右手)の練習方法です。
まず、ボトムハンドの練習と同じく、ボトムハンドでバットを持ち、前で2回バットを回します。
次に、お腹の前で、トップハンドに持ち替え、そのままトップに持っていきます。
そして、先ほどと同じく、ヘッドを背中側に落とした反動でスイングしていきます。
この時、バットの動きは、途中で止まらないように注意しましょう。
両手を使っての練習
上記の2つの練習ができるようになれば、次は、両手を使って同様のスイングをします。
まず、ボトムハンドでバットを持ち、前で2回バットを回します。
お腹の前で、トップハンドを添えて、バットの重力でスイングしましょう。
また、ティーバッティングでボールを打つ時は、ボールの下を打ち、上に向かって打ちましょう。
下半身の使い方
最後に下半身を利用するため、足をしっかりと踏み込みましょう。
軸足に体重を乗せてステップし、踏み込んだ足に体重移動をしてスイングします。
これまで練習したポイントを意識し、上半身と下半身の動きの流れを止めずにスイングしましょう。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=sOcBuYqefQk