【動画】伸び、キレのあるストレートを投げるための体重移動の練習方法

ピッチャーをしている以上、1kmでも速く、伸び、キレのあるボールを投げることに憧れるのは当然のことです。

そのためには、下半身の力をボールに伝えることができるピッチングフォームの習得が必要です。

今回は、球速アップ、伸び、キレのあるボールを投げるために必要な、体重移動の練習方法を解説した動画をご紹介します。

体重移動は助走のための動作

ピッチャーは投球動作に入る際、踏み出す足を上げて軸足に重心を乗せます。

そこから、足を踏み出し、投球方向へ移動していく動作を“体重移動”と言います。

この体重移動は、ピッチャーがスピードやキレのあるボールを投げるためにとても重要な動作です。

なぜなら、体重移動はボールを投げるための助走にあたるからです。

例えば、ボールを遠くに投げる時、そのまま足を上げて投げるよりも、少し助走をつけて投げる方が、より遠くにボールを投げることができます。

しかし、ピッチャーの投球動作では、ルール上、助走をつけることができません。

そのため、この体重移動をマスターして、大きなパワーを生み出すことが、球速アップ、キレのあるボールを投げるための重要なポイントになります。

体重移動のポイント

体重移動の際は、できるだけバッターに近い方向へ足を踏み出し、下半身から体を移動させていきます。

このステップをした時、軸足はまっすぐ伸びるようにします。

できるだけバッターに近い距離でボールをリリースすることで、バッターに速いボールだと感じさせることができます。

そのための体重移動の時のポイントは下記の通りです。

体重移動のポイント

  • 軸足に重心を乗せた時、膝を曲げない
  • 骨盤を横にしたまま、お腹がキャッチャーの方向を向かないようにする
  • 状態が前に突っ込まないようにする

以上のポイントを意識しながら、次の練習に取り組みましょう。

腕を組んだ状態で体重移動の練習

体重移動の練習として“腕組みステップ”を紹介しています。

腕組みステップでは、下半身は通常の投球動作と同じです。

しかし、上半身は胸の前で腕を組んだままとなります。

そして、上体が開かないように前の肩を残すことで、下半身と上体のねじれをつくることができます。

この動作を意識することで、回転動作にも勢いがつき、キレのあるボールを投げることにつながります。

ストレートのボール回転数と球速をアップさせる指先トレーニング

2020.05.19

下半身トレーニングのための道具

詳しい解説と練習方法は、動画をご覧ください。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=RKXkqUlBkvo

JBS武蔵

Youtuber

《コーチ》下 広志・河合 亮
小・中学生向けに、野球スクールでバッティングを直接指導、動画でのフォーム解析・指導をオンラインで提供する。
YouTubeでは、バッティングの他、守備、ピッチングなどの理論から練習方法まで情報を配信中。