日本の野球では、中学生になると多くの連盟で、変化球の投球が認められます。
そのため、今まではストレートのタイミングにさえ合わせれば、対応できていたとしても、縦横の変化に加え、緩急のあるボールにもタイミングを合わせる必要があります。
今回は、特に中学生で変化球に慣れていない選手や、変化球にタイミングを合わせるのが苦手な方に、変化球にタイミングを合わせ、変化球が打てるようになる方法を解説します。
変化球の分類
変化球とは、ストレート以外の球種を指しますが、大きく2つに分類することができます。
1つめは、ストレートに近いスピードで、ボールの軌道を変え、バットの芯を外す変化球で、ツーシームやスライダー、SSFなどがあります。
2つめは、緩急を使ってバッターのタイミングを外して打ち取る変化球で、チェンジアップやカーブなどがあります。
特に2つめの緩急を使ってバッターのタイミングを外す変化球の場合、バッターはうまくタイミングを合わせないと、フルスイングをすることができません。
そのため、ストレートに遅れないように準備しながら、ゆるい変化球に合わせるためには、バッティングの技術が必要になります。
コツは踏み込み足の使い方
変化球のタイミングをしっかり合わせて、変化球を打ち返すためには、踏み込み足の使い方を覚えましょう。
まず、多くのバッターは、速いストレートに振り遅れないように、早めに軸足に体重を乗せタイミングを取ります。
そして、踏み込み足も同様に、ボールが来るとすぐに踏み込んで打ちに行こうとしてしまいます。
踏み込み足を速く踏み込んでしまうと、途中から減速することができないため、体が突っ込んでしまうか、早く上半身が開いてしまうことになります。
その結果、変化球に対して強くインパクトできなくなってしまうのです。
これを改善するためには、踏み込み足を、ゆっくりと踏み込んでいくようにしましょう。
踏み込み足をゆっくり踏み込むことで、速いストレートが来ても、途中から加速させることで対応できます。
また、変化球にもしっかりと間を作って、対応することができます。
緩急のある変化球にも、タイミングをうまく合わせることができるバッターは、この踏み込み足の使い方がうまくできているのです。
トップを柔らかく使う
踏み込み足以外にも、大切なポイントがトップの作り方です。
トップを作る時に、力が入ってしまうと、バットが出てこなくなり、差し込まれてしまう可能性があります。
しっかりとタイミングを取りながら、トップは柔らかく作り、振り出すようにしましょう。
動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=d86TXEGflr8