自粛中でも簡単自主トレ!周辺視野・動体視力を高めるトレーニング

野球は、目を多く使うスポーツです。

バッティング、守備、走塁など、様々な場面で、ボールやプレーヤーを目で認識する必要があります。

今回は、野球で守備の対応力を上げたり、バッティングでミート力を向上させるために必要な、目のトレーニングについて紹介します。

周辺視野を鍛える効果

野球では、周辺視野を使うことで、ボールの軌道や変化、その他、様々な状況を把握することができます。

例えば、守備の時には、ボールだけを見ているのではなく、ボールが弾むグランドや空間などを、無意識のうちにぼんやりと見ることで、ボールの動きや遠近感を認識することができます。

他にも、守備の時に、他の野手の動きやランナーの動きを、はっきり見なくても位置を認識できるのは周辺視野を使っているからです。

バッティングにおいても同様で、ボールだけを見るのではなく、相手ピッチャーの動きをぼんやりと見ることで、タイミングを計ることができます。

これらからもわかる通り、周辺視野は無意識でありながらも、大切な役割を担っています。

そのため、周辺視野を鍛えることで、守備の時のボールに対する対応力や、バッティングでのミート力を向上させることができます。

動体視力を鍛える効果

周辺視野に対して、ボールの動きや軌道をしっかりと目で捉える能力を動体視力と言います。

動体視力は、意識的に対象物を見るため、周辺視野よりもはっきりと見えます。

動体視力を鍛えることで、守備の時のイレギュラーバウンドへの対応や、バッティングの時のボールの変化などを見極めることができます。

プロ野球選手やメジャーリーガーなど、能力の高い選手ほど、動体視力が優れていると言われています。

この動体視力は、目のトレーニングで鍛えることが可能です。

周辺視野のトレーニング

簡単にできる周辺視野のトレーニングを紹介します。

ボールを5球ほど準備し、相手からボールを投げてもらいます。

この時、ボールを見て捕るのではなく、相手の顔など、他の一点を見たままボールを捕ります。

ボールに視点を定めなくても捕れるように練習してみましょう。

また、慣れてきたら、ボールを連続で投げてもらったり、2球同時に投げてもらいましょう。

これらの練習を繰り返すことで、周辺視野を鍛えることができます。

動体視力のトレーニング

動体視力のトレーニングでは、背後の見えない位置から壁にボールを投げてもらい、跳ね返ってきたボールを捕ります。

見えない位置からボールが急に飛んでくるため、素早く目を動かし、ボールを認識する必要があります。

この練習を繰り返すことで、動体視力を鍛えることができます。

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動画ではさらに詳しく説明していますので、下記から動画をご覧ください。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=wmmVR9_w8Mk

JBS武蔵

Youtuber

《コーチ》下 広志・河合 亮
小・中学生向けに、野球スクールでバッティングを直接指導、動画でのフォーム解析・指導をオンラインで提供する。
YouTubeでは、バッティングの他、守備、ピッチングなどの理論から練習方法まで情報を配信中。