ボールを捕る時の大切なポイントのひとつに手の向きがあります。
例えば、正面から胸のあたりに来るボールを捕る時は、肘の角度はどうなっているでしょう?
正面から見ると、地面に対してななめ(45度くらい)になります。
横から見ても、グラブ(手)を少しななめ前に出すのが違和感のない捕り方です。
キャッチボールが下手な子供でも、形が大きく変わることはありません。
問題なのは、手の向きです。
指先の向きといった方がわかりやすいかもしれません。
お腹や足に当ててしまう時の捕球動作は、指先を見ると指先が前を向いてしまっています。
特にグラブをつけている時は、グラブの先が前を向きやすいので注意が必要です。
落ちてくるゆっくりなボールに対して、手が下を向いてしまっていてはうまく捕ることができません。
キャッチャーの構えで捕らせる
このような場合は、子供を座らせてキャッチャーのような構えで捕らせてみます。
そして、投げる方は、顔の前あたりにゆっくりとトスをして投げます。
そうすると、子供から見てもボールが非常に見えやすく、怖さを感じることもほとんどありません。
そして、手(指先)もちゃんと上を向いているため、捕球のポイントにボールを当てることができます。
これを何度も繰り返し、捕球動作を覚えてからグラブをつけるようにしてみてください。
ボールに対する恐怖心がなくなり、ボールを捕るのがうまくなっているはずです。
今回は、野球の基本となる、初心者でもキャッチボールでボールを捕球できるようにする方法をお伝えしました。