ボールを投げる、ボールを捕るというのは野球の基本です。
何となくで覚えるキャッチボールも、ちょっとしたポイントを抑えることで、かっこよく投げれたり、野球の上達にも繋がります。
今回は、2017年WBC日本代表“侍JAPAN”のコーチ、そして、U-12の日本代表監督として、世界で少年野球を指揮した仁志敏久氏が、キャッチボールの基本動作について、解説する動画を紹介します。
骨盤と胸を意識する
まずは、キャッチボールでボールを投げる時の動作です。
ひとつめのポイントは、特にまだキャッチボールに慣れていない場合に注意が必要です。
ボールを捕球した後は、落ち着いて体制を整えましょう。
ボールを捕ってすぐに投げてしまうと、体のバランスが崩れたまま投げることになってしまいます。
捕球後は、必ずバランスを保って投げるようにしましょう。
ふたつめのポイントは、相手に対して脚を踏み出す前の動きです。
相手に対して横を向き、脚を上げた時は片足でバランスよく立ちます。
骨盤を立てて、背筋をまっすぐに意識してバランスをうまく取れる位置を保持しましょう。
そして、軸足(右投げは右脚)一本で立った時に、2つ数えてから体重移動を始めます。
軸足にしっかりと体重を乗せることで、強いボールを投げることに繋がります。
体重を軸足に乗せ、体重移動をしてから体全体を使ってボールを投げましょう。
捕球の構えについて
捕球の構えのポイントは、両足の幅を肩幅くらいにすることです。
この時、足幅が狭すぎてもいけませんし、広すぎてもいけません。
肩幅に広げることで、動きやすい体勢を整えることができます。
そして、次は指導する中でも、見落としがちなポイントです。
キャッチボールの際、指導者の中には、相手に対してまっすぐ正対するように指導する方がいますが、これは間違いです。
相手に対して、正対してしまうと捕球時の動作が遅れてしまいます。
正しくは、グラブの方の脚(右投げは左足)を少し前に出して、ななめに構えます。
正対ではなく少しななめにすることで、左右の動きだけではなく、前後の動きにも対応することができます。
キャッチボール上達のための野球道具
ここでは、キャッチボールについて、投げ方と捕球体制のポイントを解説しましたが、細かな部分の解説は、下記の動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=FnoP3XQOuXI