【動画】一塁ランナー・第一リードの距離の決め方

野球の攻撃で、ひとつでも先の塁を狙うためには、牽制を投げられてもアウトにならないリードの距離を把握しておかなければいけません。

また、投手の投球動作や打球に即座に反応し、速いスタートを切る必要があります。

今回は、その基本となる一塁でのリードの取り方について、WBC日本代表の走塁コーチも務めた緒方耕一氏が解説する動画を紹介します。

基本的なリードの姿勢

リードを取る際の基本的な姿勢は、足を肩幅より少し大きめに広げます。

続いて、重心を低くするために、腰を低く落とします。

この時、重心を低くしすぎて、逆に動きづらい姿勢にならないように注意しましょう。

そして、両足それぞれの重心の割合は、次の通りです。

基準として、重心の乗せ方は右足が6割左足が4割、もしくは半々くらいで左右のバランスが崩れないように構えましょう。

この時、足の裏の設置面についても意識しましょう。

右足は、ベタ足くらいで全体に体重を乗せます。

左足は、つま先に体重を乗せ、かかとが少し上がるようにしましょう。

素速いスタートを切るリードの取り方

進行方向に、スタートを切りやすくするために、右足を半足分後ろ(10〜15cm)に引いてつま先を外に向けましょう。

右足を後ろに引きすぎてしまうと、牽制などで帰塁の時に、反応が遅くなるので注意が必要です。

ベースの後ろから二塁ベースの後ろの直線上から、足を半足分ほど下げ、つま先を開くことで、膝が二塁の方を向き、左足が遠回りすることなく、スタートを切ることができます。

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2019.11.01

第一リードの距離の決め方

リードの距離は、個人の脚力や反応の早さによって変わります。

自分に適正なリードの距離を決める際は、投手からの牽制に対して、安全に帰塁できる距離でなければいけません。

そして、もうひとつ大切なのは、離塁の時、安全な距離を目で見て確かめるのではなく、自分の歩幅で合わせられるようにしておくことです。

そのため、投手を見ながら第一リードを取れるよう、繰り返し練習しましょう。

また、実際の試合では、相手投手の牽制が速い時は、リードを少し狭めたり、余裕がある時は、大きめに取れるようにすることで、状況に応じた走塁をすることができます。

動画の冒頭でも、緒方氏は「走塁は向上心を持って取り組めば、必ず上達する」と述べています。

向上心を持って走塁練習に取り組み、ひとつでも先の塁を狙って、得点につなげましょう。

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走塁練習の動画

動画の全編は、下記よりご覧いただけます。

また、走塁の技術はもちろん大切ですが、短距離を速く走るためのトレーニングなども、短距離の陸上選手が行なっている練習を取り入れることで、さらに足を使った攻撃に繋がるのではないでしょうか。

最近は、プロ野球のキャンプなどでも陸上選手を招いて走るフォームなどの修正が行われているようです。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=nkXlOX_pYgA