野球において、俊敏性や瞬発力は非常に大切な要素です。
俊敏性や瞬発力を高めることで、守備では守備範囲が広くなり、ボテボテのゴロでもアウトにできる可能性が高まります。
また、走塁においても、スタートが速くなることで、盗塁の成功率を高めることが可能です。
このような、特に守備や走塁で必要な、俊敏性や瞬発力を高めるトレーニングは、サッカーやバスケットなどで多く取り入れられており、アジリティトレーニングと呼ばれます。
今回は、アジリティトレーニングとゴロ捕球、ノックを掛け合わせた、野球で生きるアジリティトレーニングを紹介します。
このトレーニングを取り入れることで、下半身の強化と集中力を強化することができます。
狭い場所や冬のオフシーズンのトレーニングにも最適ですので、ぜひ取り入れてみてください。
※トレーニング前には、必ずストレッチなど準備運動を行ってください。
小刻みなステップからのゴロ捕球
内野手の動きの中では、短い距離で様々なバウンドに対応するため、細かなステップが必要になります。
細かなステップを素早く刻んだ状態から、ゴロ捕球をすることで、俊敏性を鍛えることができます。
- その場で小刻みにステップをする
- 投げ手がゴロを転がしたらスタート
- ゴロを捕球する
- 投げ手に送球する
スケートジャンプからのゴロ捕球
サイドステップの動きを入れながら、リズムを変えて動き、最後はゴロ捕球をすることで、下半身、特に内転筋を強化することができるトレーニングです。
スケート選手のような動きのジャンプをイメージして、徐々にリズムを速くしてみましょう。
- 斜め前にゆっくりスケートジャンプする
- 5歩進んだらリズムを速める
- 速いリズムで5歩進む
- 細かいステップを刻む
- ゴロを捕球する
- 投げ手に送球する
前後左右アジリティゴロ捕球
最後は前後左右に動いた上で、最後にゴロ捕球をする練習です。
前後左右への切り替えは、非常に体力も必要になりますので、下半身を鍛えながら、集中力も養えるトレーニングです。
最後まで集中力を切らさないように心がけましょう。
- 合図で前にダッシュする
- 2回目の合図で後ろにダッシュする
- 3回目の合図で左にサイドステップする
- 4回目の合図で左にサイドステップする
- 5回目の合図で前にダッシュする
- ゴロを捕球する
- 投げ手に送球する
感覚を忘れないノック
最後に、アジリティトレーニングで意識したステップの感覚を忘れないように、通常のノックの中で、動きを確認しましょう。
また、トレーニング後は、十分にストレッチをして、ケガの予防に努めてください。
詳しい解説や練習方法は、動画をご覧ください。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=_JIu1d0ee4B8